浮世絵でみる年中行事

価格
1,760円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: なんとなく知っている身近なしきたりや、すでに失われてしまった祭りについて、浮世絵をみながら由来や歴史を探る。いまに伝わるしきたりは、本来どのような意味があったのか。旧暦で1~12月までの行事を解説し、懐かしい日本の風景を紹介する。
ISBN:
978-4-634-15045-4
著者: 中村祐子  大久保純一浮世絵監修 
刊行:
2013年7月
仕様: A5変型判  ・  128ページ
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目次:
睦月
 二十四節気 主な行事
 一月一日 元旦
     いちばん行事が多いお正月
   正月のしきたり
     初詣  門松と注連飾り  若水  鏡餅と餅花
     年賀状(寒中見舞い)  屠蘇/おせち/お雑煮/花びら餅
     お年玉
 一月二日 初荷
     はやくも江戸が動きはじめる
 一月三日 芝愛宕山強飯式
     新参は九杯、古参は七杯御飲みやれ御飲みやれ
 一月四日 火消し出初め式
     「火事と喧嘩は江戸の花」というけれど
 一月七日 人日の節句
     正月行事のしめくくり

如月
 二十四節気 主な行事
 二月二日 二日灸
     この一年を健康に
 二月八日 針供養
     愛用した道具に感謝の気持ちを
 二月初午の日 初午稲荷
     稲荷の使い、キツネに油揚げを供えて

弥生
 二十四節気 主な行事
 三月三日 上巳の節句
     あかりをつけましょ、ぼんぼりに
 三月三日 潮干狩り
     江戸の庶民の人気レジャー

卯月
 二十四節気 主な行事
 四月八日 灌仏会
     お釈迦様の誕生を祝う
 四月八日 初鰹
     浪費癖を鼻にかける江戸っ子たちの初鰹フィーバー

皐月
 二十四節気 主な行事
 五月五日 端午の節句
     すこやかに、たくましく育て
  端午の節句のしきたり
     菖蒲  柏餅/粽  槍/五月人形  鯉幟
 五月二十八日 川開き
     夏がはじまる!

水無月
 二十四節気 主な行事
 六月一日 富士山の山開き
     いつかは登りたい、日本一の山
 六月七~十四日 祇園祭
     豪華な山車に千年の歴史をみる
 立秋の前の十八日間 夏の土用
     夏まっさかり、うなぎで精をつけて
 六月十五日 山王祭
     江戸を代表する夏祭り
 六月二十七日~七月十七日 大山の山開き
     江戸っ子たちに大人気、霊験あらたかな神体山

文月
 二十四節気 主な行事
 七月七日 七夕の節句
     笹の葉さらさら、中国の恋物語
 七月十三~十六日 盂蘭盆
     ご先祖様をおもてなし

葉月
 二十四節気 主な行事
 八月十五日 放生会
     生きとし生けるものを慈しみ感謝する
 八月十五日 中秋の名月
     空気が澄んで、月が冴える  
長月
 二十四節気 主な行事
 九月九日 重陽の節句
     不老長寿を叶える仙人の花
 九月十一~二十一日 芝神明祭
     お江戸第一の長祭り

神無月
 二十四節気 主な行事
 十月一日または亥の日 炉開き
     冬のはじまり、一足先のお正月
 十月二十日 夷講
     一年の無事を恵比寿神に感謝

霜月
 二十四節気 主な行事
 十一月一日 顔見世狂言
     江戸っ子が愛した歌舞伎のお正月
 十一月十五日 七五三
     大人への第一歩
 十一月の酉の日 酉の市
     大きな熊手を買って意気揚々と帰ろう

師走
 二十四節気 主な行事
 十二月十三日 煤払い
     正月の準備をはじめる日
 十二月十四日~年末 歳の市
     慌ただしい年の瀬の「納めの年」
 十二月二十~二十八日 餅つき
     つきたての味はまた格別
 立春前夜 節分
     来年がいい年になりますように
  年末のしきたり
     年忘れ  お歳暮  除夜の鐘

参考文献