GHQ 知られざる諜報戦 新版・ウィロビー回顧録

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解説: 「日本とは戦争するべきでなかった。真の敵は共産主義である…」(本書より)。マッカーサーの情報参謀としてGHQ内で隠然たる影響力を発揮したウィロビー少将本人が語る,赤裸々な対共産主義“インテリジェンス”(諜報活動)の内幕。太平洋戦争開戦70周年に際しての特別復刻版。保阪正康氏の解説付き。
ISBN:
978-4-634-15016-4
著者: チャールズ・A・ウィロビー  平塚柾緒  延禎監修 
刊行:
2011年7月
仕様: 四六判  ・  352ページ
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目次:
はじめに ウィリアム・J・シーボルト(元GHQ外交局長)
第1章 日本降伏
  ペリー提督の予言/必要なかった原爆投下/
  日本軍降伏使節団、マニラに/
  マッカーサー元帥、厚木に降り立つ/
  戦艦「ミズーリ」上の降伏調印式
第2章 マッカーサーと昭和天皇
  マッカーサーの東京視察をガイドした日本人/
  昭和天皇との初会見/慈悲による統治/
  GHQとわがG2の組織/最優先された捕虜救出作戦/
  史上に類のない武装解除
第3章 "洗脳"されたソ連引き揚げ者
  対日理事会での確執/行方不明五十万人の謎/
  驚くべき洗脳教育/ソ連大使館とスパイ行為
第4章 ゾルゲ事件の全貌
  舌を巻いた正確無比な諜報活動/
  カウンター・インテリジェンス(対敵防諜)の始動/
  ゾルゲ諜報団の残党を追う/アメリカまでのびていた"赤い糸"/
  ゾルゲ事件公表に腰くだけのワシントン/
  意図的な抗議キャンペーン/
  ゾルゲの手記が明かすスメドレーとの関係
第5章 民政局(GS)との対立
  ホイットニー民政局長との反目/警察組織の改編を巡る暗闘/
  A級戦犯の処刑と公職追放/
  GHQ美人エコノミストへの疑惑
   /
  民政局に追放された『ニューズ・ウィーク』記者/
  吉田茂と民政局の間の深い溝/GS次長ケーディス大佐の失脚
第6章 GHQ内部への調査活動
  極秘内部調査の開始
   /
   <秘密個人調査ファイル②トーマス・ビッソン、
    ③アンドリュー・ジョナー・グラジャンツェフ、
    ④エリノア・ハドレー、⑤ビート・シロタ>/
  調査に激怒したホイットニー将軍
   /
  "民主化"の裏にちらつく共産勢力の影
   <秘密個人調査ファイル⑥セオドア・コーエン、
    アンソニー・コンスタンチーノ>/
   <秘密個人調査ファイル⑦アンソニー・コンスタンチーノに
    関する左翼主義者としての分類>/
   
第7章 朝鮮戦争は不意打ちだったか
  宣戦布告なき戦争/敵襲を探知していたG2/
  開戦直前のインテリジェンス活動/
  韓国防衛をないがしろにした代償  
第8章 朝鮮戦争とインテリジェンス
  前線視察で生まれた逆上陸プラン/苦難の連続だった初期作戦/
  釜山地区に追いつめられた米韓軍/
  仁川作戦でワシントンと対立するマッカーサー/
  朝鮮戦争で活躍した米諜報機関/
  適地・仁川港への極秘潜入計画/
  「トルデー・ジャクソン作戦」(延禎元中佐証言録1)/
  統合参謀本部を覆う悲観主義/
  大勝利に終わった仁川逆上陸作戦/
  ワシントンが承認した三十八度線北進計画/
  人民解放軍の動向を探知せよ(作戦暗闇行動隊)/
  「作戦暗闇行動隊」(延禎元中佐証言録2)/
  G2が送り続けた中共軍の集結情報/
  ワシントンの失敗-中共軍参戦/
  ペスト大流行情報を確認せよ(サムス作戦)/
  サムス作戦の全貌(延禎元中佐証言録3)
第9章 マッカーサーとトルーマンの対決
  「あの畜生めを即刻罷免する」-トルーマン/
  「彼は極東のことを知らない」-マッカーサー/
  マッカーサー解任の口実/「老兵は死なず…」

おわりに 編者あとがき
解説   保坂正康