《新版これならわかる!》ナビゲーター日本史 3 開国~明治

価格
1,100円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 『詳説日本史』に書かれた内容を新しく編集し直して、話し言葉にした参考書。親しみやすい文章で読みやすく、歴史の流れがつかめる。テスト前の総まとめに最適な別冊ポイント・チェック付き。
ISBN:
978-4-634-01058-1
シリーズ: 新版 これならわかる!
刊行:
2016年7月
仕様: A5判  ・  208ページ
このエントリーをはてなブックマークに追加
詳細をみる
目次:
第1章 開国と幕末の動乱
 1.開港とその影響
 2.尊攘運動と倒幕運動の進展
 3.江戸幕府の終焉

第2章 明治維新と富国強兵
 1.戊辰戦争の勃発と新政府の成立
 2.廃藩置県と徴兵令
 3.四民平等と地租改正
 4.殖産興業政策
 5.文明開化の風潮
 6.新政府の初期外交

第3章 立憲国家の成立と日清戦争
 1.自由民権運動の高まり
 2.松方財政と民権運動の激化
 3.大日本帝国憲法の制定
 4.衆議院議員総選挙と初期議会
 5.不平等条約改正の交渉の流れ
 6.日清戦争と三国干渉

第4章 日露戦争と国際関係
 1.日清戦争後の政治
 2.中国分割と日露戦争
 3.韓国併合と日露戦後の中国
 4.桂園時代

第5章 近代産業の発展と社会運動
 1.松方デフレから産業革命へ
 2.明治の農業と社会運動

第6章 近代文化の発達
 1.明治文化の特色と思想・信教・教育
 2.近代科学の発展と文学・芸術  
はじめに:
 どうしたら、高校で学ぶ日本史をきちんと理解できるのだろう。そう悩んだからこそ、みなさんはいま本書を手にしているのだろうと思います。
 教科書を読んでも、その内容がよく理解できない。みなさんがそう嘆くのも、無理はないのかもしれません。
 確かに教科書は、ページ数の制約などから説明が簡略化され、網羅的な事実関係の記述が中心になり、全体として無味乾燥なものになってしまいがちです。しかし、教科書というのは、とても優れた書物なのです。そこには、学問的な手続きを経て、こんにちまでの歴史研究の成果が客観的な視点でコンパクトに叙述されているからです。
 そこで、本書を編むにあたっては、この教科書の内容をわかりやすく伝え、日常の歴史学習に役立ててもらうことを目標にしました。そのため、日々の学習風景を想像しながら教科書に羅列された事項の因果関係を丁寧に解説するとともに、図版や写真、イラストなども取り入れ、できるだけビジュアルなものに仕上げました。また、教科書では脚注で扱われている内容を本文に取り込み、理解が進むような工夫も重ねました。
 本書は、このような意図で成り立っています。読後のみなさんに、これまで理解できなかった部分がわかるようになった、という感想を抱いてもらえたら、編著者としてはこの上のない喜びです。
 なお、本書は山川出版社刊行の『詳説日本史』に準拠しており、図版や写真などの多くも、山川出版社の教科書や図版に掲載されているものを利用しています。
 2016年6月                          會田康範・河合敦