真夜中の立法者キャプテン・ロック 19世紀アイルランド農村の反乱と支配

価格
本体5,000円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: フランス革命の余波を受けた19世紀初頭のアイルランド。民衆的ヒーローを想起させる「キャプテン・ロック」の名のもと、大規模な農民反乱が起こった。彼らの目的は「カトリックの解放」をも視野に入れた社会体制の変革であった。その反乱の姿を描き出すとともに、彼らが生きた世界と時代について考察する。
ISBN:
978-4-634-67438-7
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 20
著者: 勝田俊輔 
刊行:
2009年11月
仕様: A5判  ・  270ページ
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目次:
序章 ロッカイツの世界へ
    キャプテン・ロックのしもべたち/研究史/史料/
    史料の難しさ
第一章 素顔のロッカイツ
 1 ロッカイツの活動舞台
    アイルランド「農民」/ロッカイツを生んだ村/
    穀作地帯と酪農地帯/「貧困」
 2 活動を始めるロッカイツ
    貧農の利害と富農の利害/十分の一税/「ロックの火炎部隊」/
    ロック隊長の「掟」
 3 ロック隊長たち
    義賊と隊長/生身のロック隊長
第二章 ロッカイツの組織と行動射程
 1 ダブリンからリムリックへ
    武器徴収/ロッカイツのカテキズム/ダブリンの地下組織
 2 リムリックからコークへ
    リムリック州での敗北/コーク州での勝利/
    1822年1月の戦闘/戦闘の分析/戦いを続けるロッカイツ
 3 ロッカイツの地下組織
    委員会/摩ロー委員会と長槍/委員会と組織の構造/
    ロッカイツの反乱の終焉
第三章 ロッカイツとアイルランド統合
 1 治安維持機構の強化
    「消火と火災の予防」/軍と警察/反乱法/
    治安維持機構の中央集権化/治安判事の改革
 2 アイルランドの名望家支配体制とアイルランド改革
    名誉革命体制としての名望家支配体制/
    カトリック問題の失敗とアイルランド改革の試み/
    アイルランド農村の貧困とポリティカル・エコノミー/
    初等教育への期待/生け垣学校と「イギリス化」/
    十分の一税の改革/連合王国政治におけるロッカイツ
第四章 ロッカイツの政治世界
 1 社会変革願望
    反プロテスタント意識/ロッカイツの覚悟
 2 至福千年の願い
    パストリニの預言/『キリスト教教会史』の読み
 3 ロッカイツの政治観念と支配体制
    ジャコバイト主義?/1790年代のイメージ/
    1790年代の傷癒えず
終章 ロック隊長から「解放者」オコンネルへ
    ナショナリズム?/カトリック解放とオコンネルのヘゲモニー/
    ロッカイツ以後

あとがき
索引
史料・文献目録
註