文化外交の世界

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8,800円 (税込)
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解説: 19世紀から21世紀初頭の文化を通じた国際外交を論じた研究の論集。近代・現代の外交における「ソフト・パワー」の重要性を「文化」の視点で論ずる。日本を含めたイギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、イタリアなど広範な範囲を網羅する。
ISBN:
978-4-634-67253-6
著者: 桑名映子  野村啓介  松本佐保  レッシュ・イムレ  飯田洋介  島田昌幸  君塚直隆  田嶋信雄  石田憲  アントニー・ベスト  アンソニー・アダムスウェイト  川村陶子  オリヴァー・ラートコルプ 
刊行:
2023年9月
仕様: A5  ・  384ページ
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目次:
はじめに                                    桑名映子
第I部 近代における文化外交           
第一章 第二帝政下フランス外交の異文化経験と対日理解              野村啓介
第二章 イギリスの文化・広報外交と軍事外交                   松本佐保
第三章 ボスニアをめぐるハプスブルク帝国の文化外交戦略         レッシュ・イムレ
第四章 皇帝と大統領のあいだで 外交官シュテルンブルクとドイツの世界政策    飯田洋介
第五章 オーストリア=ハンガリー代理公使の見た明治日本
         ハインリヒ・クーデンホーフの報告書を中心に          桑名映子
第六章 奥田竹松と信夫淳平のウィーン駐在体験・学術・言論活動への影響      島田昌幸
第七章 副王になった外交官 インド総督ハーディング男爵とムスリムへの宥和    君塚直隆

第Ⅱ部 両大戦間期から戦後における文化外交
第八章 在華軍事顧問団長ファルケンハウゼンと東アジア              田嶋信雄
第九章 ファシスト新外交の展開 一九二一~三五年におけるイタリアの対外文化政策 石田 憲
第十章 一九二一~六〇年におけるイギリスの対日文化外交        アントニー・ベスト
第十一章 一九四五~六九年のフランス文化外交 マリアンヌをいかに売り込むか
                              アンソニー・アダムスウェイト
第十二章 西ドイツの対外文化政策における「第三世界諸国とのパートナーシップ」
          『10のテーゼ』策定とハム=ブリュッヒャー政務次官      川村陶子

講演 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 二十世紀オーストリアの記憶の場
                                オリヴァー・ラートコルプ