《新版県史》5.秋田県の歴史

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2,640円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 第2版 市町村合併に対応
秋田のあけぼの,出羽国の成立,元慶の乱の勃発,奥羽仕置と浅利氏,秋田戌辰戦争……と,原始時代から現代までを県民の立場から叙述。
ISBN:
978-4-634-32051-2
シリーズ: 新版 県史 5
著者: 塩谷順耳  冨樫泰時  熊田亮介  渡辺英夫  古内龍夫 
刊行:
2010年11月
仕様: 四六判  ・  400ページ
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目次:
 風土と人間 秋田はどうであったか
1章 秋田のあけぼの
 1 秋田のあけぼの
    旧石器時代の遺跡
    最古の縄文遺跡と地方色の出現
    杉沢台遺跡と上ノ山Ⅱ遺跡
    大湯環状列石の語るもの
    [コラム]環状列石のある伊勢堂岱遺跡
    木柵で囲まれた弥生時代のムラ
    古墳時代の二つの遺跡
2章 古代国家と秋田
 1 蝦夷と粛慎
    阿部比羅夫の北征
    北征の歴史的背景と意義
 2 秋田城と雄勝城
    出羽国の成立
    出羽柵の移転と大野東人の遠征
    [コラム]古代の水洗トイレ
    出羽と渤海
    雄勝城の造営と秋田城の修造
    三八年戦争と払田柵・秋田城
 3 元慶の乱
    三八年戦争後の出羽
    元慶の乱の勃発
    戦況の変化と乱の終結
    [コラム]埋没家屋と六角柱木簡
 4 山北の俘囚主清原氏
    秋田城と北方交易の変容
    山北の俘囚主
3章 躍動する中世出羽
 1 大河兼任の周辺
    二人の弟は御家人
    伴党と村
    武士団の出目
    出羽留守所
    北羽と平泉藤原氏
    葛西氏と米代川流域
 2 八郎潟・雄物川舟運
    八郎潟東岸の巨大製鉄炉
    洲崎の屋敷跡
    発掘にみる後城
    雄物川を下った擂鉢
    円満寺と舞楽面
    [コラム]刈和野の綱引き
 3 信仰と祈り
    東鳥海山信仰
    時宗の弘通
    熊野信仰と造山
4章 領主権力の消長
 1 湊安東氏と由利諸党
    湊安東氏の系譜
    由利諸党と庄内
    [コラム]仁賀保氏の山根館
 2 奥羽仕置と浅利氏
    比内地方の太閤蔵入地
    浅利氏と伏見作事用板
 3 秋田実季の支配
    代官と豊臣氏奉行衆
    秋田と北陸商人
    大名としての秋田実季
5章 藩政の展開
 1 藩政の確立
    佐竹氏の移封
    秋田藩の座格と知行制
    鹿角・比内の藩境論争
 2 由利の諸藩と盛岡藩領鹿角
    由利小藩の分立
    盛岡藩領鹿角
 3 藩政の推移と財政の窮乏
    職制の整備
    知行借り上げ
    秋田藩享保改革  
6章 都市のにぎわい
 1 藩都久保田
    城下町の建設
    城下町商業の展開
 2 小城下町の整備
    秋田藩の小城下町
    由利と鹿角の諸城
 3 交通と流通の展開
    街道と在町
    日本海の海運と港町
    [コラム]名勝象潟
7章 新時代への胎動
 1 秋田の基幹産業
    総検地と農業、酒造業、馬産
    鉱山業
    林業
 2 秋田の文化活動
    私塾と藩校
    文人の活躍
 3 幕末の秋田地方
    宗家の継承と無符人高の増加
    殖産政策
    秋田戊辰戦争
8章 近代の槌音
 1 体制の成立と産業の展開
    新秋田県
    自由民権の叫び
    秋田事件
    政党の変質
    殖産興業と地主制
    [コラム]第四十八国立銀行券
    産業の発展
    社会矛盾のほころび
 2 大正期の政治と文化
    政党政治の展開
    恐慌から好況へ
    [コラム]大戦景気と昭和恐慌
    人間性の開花
    種蒔く人
 3 恐慌から戦時体制へ
    労働運動の高揚
    恐慌と小作争議
    国家体制と教区
    [コラム]『農民』
    戦争と県民
9章 現代の変貌
 1 戦後社会の人間解放
    戦時体制の解体
    農地改革
    [コラム]『月刊 さきがけ』
    小畑県知事誕生
    八郎潟干拓
    新市町村の誕生
 2 高度経済成長と秋田県
    減少する農家人口
    [コラム]変わりいく農業県-人口動態からみる
    一つの戦後史
    苦悩する鉱業・木材業
    求められる地域性の克服

付録
 索引/年表/沿革表/祭礼・行事/参考文献