ふくしま再生と歴史・文化遺産

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1,980円 (税込)
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解説: 東日本大震災を乗り越えて復興するために、コミュニティ再生を目指して、有形無形の文化財をどのように伝承し、保護していくのかを考える。
ISBN:
978-4-634-15049-2
著者: 福島大学うつくしまふくしま未来支援センター  阿部浩一 
刊行:
2013年11月
仕様: 四六判  ・  272ページ
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目次:
はじめに - 本書の構成と概要
シンポジウム開会の挨拶
【基調講演】歴史資料の魅力と活用
 はじめに
 一 歴史資料を読み直す
 二 歴史資料のレスキュー
 三 地域の力を歴史に探る試み - 活用に向けて

第Ⅰ部 原発事故警戒区域内の文化財保全
   - 被災文化財の今後を考える
福島県における被災文化財等救援活動の経緯と課題
 はじめに
 一 本県の被災状況
 二 文化財の復旧事業の実施状況
 三 平成二三年度における文化財レスキュー活動
 四 平成二四年度文化財救援活動
 おわりに

双葉町における文化財レスキューの現状と課題
 はじめに
 一 資料館及び町の被災状況
 二 放射線とのたかかい
 三 指定文化財と無形文化財
 四 今後の課題

大熊町内の被災文化財救出活動について
 はじめに
 一 民俗伝承館及び町内の被災状況
 二 民俗伝承館における文化財レスキュー
 三 大熊町内における文化財レスキュー
 四 立入り制限区域内の文化財救援活動の問題点

富岡町とそこにあった文化財の震災後の足取り
 一 富岡町文化交流センター(文化財収蔵施設併設)と被災の状況
 二 親裁と被災状況
 三 警戒区域からの文化財レスキュー(搬出)
 四 運び出された文化財、そして残された文化財のこれから

第Ⅱ部 福島県の歴史・文化遺産の今、そして未来

警戒区域における「地域の記憶」継承への取り組み
   - 双葉町泉田家を事例に
 はじめに
 一 「泉田家資料」レスキュー活動の実態とその成果
 二 地域コミュニティーの崩壊と文化財・歴史資料のゆくえ
 おわりに

「計画的避難区域」における文化遺産の保護
   - 復活した飯舘村文化祭が語るもの
 一 原子力発電所事故にともなう避難区域の設定
 二 飯舘村内歴史資料の保護
 三 資料展と村民文化祭の開催へ
 四 地域再生の条件

奉納絵馬の救出と地域の活動
   - 須賀川市朝日稲荷神社の事例
 はじめに
 一 中通りの震災被害と朝日稲荷神社
 二 絵馬の救出と展覧会の開催
 三 「須賀川知る古会」の活動と公民館での展覧会
 おわりに

福島大学による歴史資料保全活動と地域連携
 一 歴史資料保全活動とは - 各地の資料ネット
 二 震災後の福島大学の取り組み
 三 福島県の歴史資料保全活動が抱える課題と福島大学

第Ⅲ部