後白河院 王の歌

価格
1,980円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 激動の時代の王として君臨した後白河院。この異色の天皇は多くの謎に包まれていた。現代風の歌謡であって,広く和歌や漢詩,朗詠,和讃などの歌謡を取り込んだ今様を通じて,後白河院の政治的立場や女院との関係に迫り,波乱に満ちた物語を解き明かす。
ISBN:
978-4-634-15014-0
著者: 五味文彦 
刊行:
2011年3月
仕様: 四六判
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目次:
はじめに
Ⅰ 王の記憶
 1 遊びをせんとや生まれけむ
 2 遊びに歩くに畏れなし
 3 武者の好む物
Ⅱ 王の歌
 4 君をも民をも押し並べて
 5 且つは権現御覧ぜよ
 6 千手の誓ひぞたのもしき
Ⅲ 王の身体
 7 欣び開けて実生るとか
 8 忍辱衣を身に着れば
 9 我等が宿世のめでたさは
Ⅳ 王の祭り
 10 喜び身よりも余るらむ
 11 君が代は千世に一度ゐる塵の
 12 半天の巖ならむ世まで
Ⅴ 王の涙
 13 龍女は仏に成りにけり
 14 峰の嵐の烈しさに
 15 ゆめゆめ如何にもそしるなよ
Ⅵ 王の力
 16 十悪五逆の人なれど
 17 空より参らむ
 18 沈める衆生を引き乗せて
Ⅶ 王の政治
 19 残りの衆生達を平安に護れとて
 20 慈悲の眼はあざやかに
 21 八幡太郎は怖しや
Ⅷ 王の死
 22 君が命ぞ長からん
 23 最後に必ず迎へ給へ
 24 風吹かぬ御世にも

参考文献
後白河院年譜
人名索引
梁塵秘抄・和歌初句五字索引

おわりに