《山川歴史モノグラフ》14.革命ロシアの共和国とネイション

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5,500円 (税込)
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解説: 帝政ロシアからソヴィエト共和国への転換は,ロシア史上いかなる意義をもっていたのか。それはソヴィエト共和国が帝政から引き継いだ課題「ネイションの創出」だった。集団労働の組織化による市民創出に着目し,その試みを首都モスクワを中心に分析する。
ISBN:
978-4-634-67433-2
シリーズ: 山川歴史モノグラフ 14
著者: 池田嘉郎 
刊行:
2007年11月
仕様: A5判  ・  296ページ
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目次:
序論 ロシア史のなかの革命
     ロシア革命の研究史/本書の独自性/分析の対象/
     モスクワ市の地区/本書の構成と史料
第一章 専制からソヴィエト共和国へ  
   1 二〇世紀初頭のロシア帝国とモスクワ
     モスクワの近代化/古いものと新しいもの/第一次世界大戦
   2 専制からソヴィエト共和国へ
     モスクワの二月革命/共和国の表象をめぐる闘争/
     共和国の制度化をめぐる闘争/ソヴィエト共和国へ/
     モスクワの十月革命
   3 土台なき共和国
     暴力の問題/ソヴィエト総会の衰退
第二章 ソヴィエト共和国と官僚主義
   1 モスクワ都市行政の再確立
     1918年春までのモスクワ都市行政/
     地区ドゥーマ評議会と市ソヴィエトの合同/
     市ソヴィエト幹部会内部の摩擦/
     ソヴィエト活動家の行政官化
   2 党と行政 - 1918年
     行政機構に対する党員集団の不信/
     党中央委総会の五月決定/コミッサールと党細胞の相互関係
   3 官僚主義批判
     官僚主義批判の始まり/職員批判/行政機構批判/
     官僚主義のレトリック/モスクワ市党委員会での討議/
     第八回党大会
   4 党と行政 - 1919~21年
     モスクワ市党委員会と市ソヴィエト活動家の相互関係/
     モスクワ市党委員会と市ソヴィエト諸部局の相互関係/
     党員集団とソヴィエト職員/末端行政
第三章 ソヴィエト共和国の党と労働者
   1 党と労働者 ― 1918年
     党組織の閉鎖性/同調者の組織化/
     同調者の組織化とアジテーション/同調者の組織化の成果
   2 党と労働者 ― 1919年
     労働者の不満の高まりとモスクワ市党組織/「党週間」/
     「防衛週間」
   3 労働と市民創出 ― スボートニク
     初期のスボートニク/スボートニクと労働動員/
     「前線と運輸週間」
第四章 ソヴィエト共和国と労働
   1 経済復興の始まり
     全般的労働義務制の導入/ロシアの復興/
     経済復興とモスクワ市党組織
   2 全般的労働義務制
     制度の整備/労働動員と記帳/旧有産層の処遇/