歴史総合をどう考えるか

価格
2,200円 (税込)
在庫: 在庫あり
解説: 高等学校で「歴史総合」の授業を行っている神奈川の先生たちが執筆。2部構成。
 第1部は、歴史総合で学ぶ「近代化と私たち」「国際秩序の変化や大衆化と私たち」「グローバル化と私たち」の3つのテーマのそれぞれ焦点となるいくつかの重要な歴史事象を取り上げ、新しい研究を踏まえた知識や解釈を提示。項目の立て方やQ&Aについては、山川出版社『歴史総合近代から現代へ』に基づいている。
 第2部は、実際に教室で「歴史総合」の授業を行うことを前提とした様々な論稿で構成。歴史的事実に関する知識を獲得するための効果的な資料を紹介した論稿や、歴史的事実の解釈にあたって、歴史学研究に基づいた新しい視点を紹介した論稿など、16本を掲載。
長年、高大連携の活動の中で歴史研究の成果の吸収に努めてきた神奈川の先生ならではの「歴史総合」学習における視点が盛り込まれている。
ISBN:
978-4-634-59232-2
著者: NPO法人神奈川歴史教育研究会 
刊行:
2024年4月
仕様: 四六  ・  276ページ
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目次:
第Ⅰ部近代化、国際秩序の変化や大衆化、グローバル化をどう考えるか
近代化と私たち(1)
近代化と私たち(2)
国際秩序の変化や大衆化と私たち(1)
国際秩序の変化や大衆化と私たち(2)
グローバル化と私たち(1)
グローバル化と私たち(2)

第Ⅱ部テーマ編
1産業革命
2南部プランテーションから見る奴隷問題
3開国による貿易の始まりと日本経済への影響
4「日露戦争」を通じた歴史教育の一指導法について
5「中国」の成立に日本人はどう関わったのか
6略奪文化財は誰のものか
7歴史総合で「大衆化」をどう教えるか
8「優生学」の誕生と流行
9ミャンマーにはどうして軍事政権が成立したのか
10戦後の日本におけるGHQの占領政策の転換
11メディアから見る日本の戦後
12日本のエネルギー問題
13なぜBlackLivesMatterは「すべての人々」にとっての運動なのか
14アパルトヘイトの起源
15人の移動/移民への問い
16総合的に歴史を捉える題材としての「国際公共財」