011.桓武天皇 造都と征夷を宿命づけられた帝王

価格
本体800円 + 税
在庫: 在庫あり
解説: 桓武天皇は,長岡・平安遷都,征夷戦の勝利などの大きな事業を通して,しだいに大きな権威を手に入れた。不世出の帝王と呼ばれた桓武の事績を追いながら,新たな時代の扉を開く過程をみていく。
ISBN:
978-4-634-54811-4
シリーズ: 日本史リブレット人 11
著者: 西本昌弘 
刊行:
2013年1月
仕様: A5変型判  ・  100ページ
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目次:
桓武天皇の人物像

1.山部親王の登場
  山部王の誕生/父白壁王の即位/称徳・道鏡政権の終焉/
  井上皇后と他戸皇太子/山部親王の立太子/藤原百川の功績

2.天智系皇統と長岡遷都
  桓武天皇の即位/反対勢力の追放/
  光仁改葬と平城京からの脱出/長岡遷都/藤原種継暗殺事件/
  交野の郊祀円丘/紀古佐美の征夷戦/長岡京の廃都/
  政務の変化/桓武天皇の毎日聴政

3.平安遷都と征夷戦
  平安遷都/平安遷都の意義/坂上田村麻呂の征夷事業/
  班田収授の改定/勘解由使の設置/民衆負担の軽減/
  法典・諸書の編纂

4.晩年と遣唐使
  后妃と皇子女/和気氏と平安新仏教/遣唐使の派遣/徳政論争/
  御霊慰撫と桓武の最期/後継者問題と桓武天皇陵

桓武天皇が残したもの 
メッセージ・あとがき:
平安遷都を実現し,蝦夷勢力を撃破した桓武天皇。しかし,百済系渡来氏族の母をもつ桓武は,出自の点で大きな弱点を抱えており,その立太子と即位を指示しない勢力が少なくなかった。発足当初の桓武政権は,権威を認められなかったがゆえに,造都と征夷の二大事業を推進することが宿命づけられたのである。桓武が自身の弱点をバネにして、難事業を成功に導くとともに,積極的に政治改革を進めて,傑出した帝王と呼ばれるにいたる過程をみてゆきたい。