《歴史のフロンティア》生殖の政治学 フェミニズムとバース・コントロール

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2,776円 (税込)
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解説: 産む,産まない,産ませないを決めるのは誰か。イギリスとアメリカで展開されたバース・コントロール運動の苦闘の歴史を,フェミニズムや優生学を軸に考える。
ISBN:
978-4-634-48060-5
シリーズ: 歴史のフロンティア
著者: 荻野美穂 
刊行:
1994年12月
仕様: 四六判  ・  296ページ
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目次:
生殖の歴史をどうみるか
第一章 「静かな革命」のはじまり
 1.生殖パターンの変化
 2.だれが,いつ,どのようにして?
 3.避妊は是か非か
第二章 バース・コントロールの時代
 1.マーガレット・サンガーの「わが闘争」
 2.性の「預言者」マリー・ストープス
 3.バース・コントロールと堕胎
第三章 科学の旗のもとに
 1.バース・コントロールと医学
 2.時代思潮としての優生学
 3.バース・コントロールと優生学
第四章 性愛と結婚
 1.ヴィクトリアン・セクシャリティから性科学へ
 2.ストープスと異性愛の神話
 3.サンガーと「結婚の幸福」
現代への遺産
あとがき

付録
索引/文献案内/本文引用史料出典一覧/図表出典一覧  
メッセージ・あとがき:
現代人にとっては,あまりにも当たり前のことになってしまった避妊。それはいつ,なぜ,どのようにしてはじまったのでしょう。生殖をコントロールするのが「正しい」ことになってゆく過程で,私たちはなにを失い,なにを得たのでしょう。これは,産む,産まないをめぐる熱い闘いについての「歴史」であると同時に,「いま」の私たちの位置についても考えるための本です。