生命の不思議に挑んだ科学者たち

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1,980円 (税込)
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解説: 生物はいかに進化してきたのか、寿命はもっと延びるのか、体内時計を操る遺伝子とは…。謎多き生き物の生態に魅了され、観察や実験を重ねてきた研究者たちの軌跡を追いながら、最新研究について解説する。
ISBN:
978-4-634-15070-6
著者: 宮竹貴久 
刊行:
2015年1月
仕様: 四六判  ・  232ページ
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目次:
はじめに
第一章 生と種の起源を探る
 創造主の否定
   分類学の父
   進化学の父
   ビーグルからダウンの地へ
   『種の起源』誕生する
   進化のしくみと自然選択
   もう一人のダーウィン
 遺伝子の発見、中立な進化
   量的遺伝の父
   中立説の父
   生物多様性の源
 進化の正体を求めて
   再びフィールドという原点にもどった研究者
   なぜ起源を問うのか

第二章 性に魅せられて
 性のはじまり
   オスとメスはなぜ存在するのか
   ダーウィンの憂鬱
   性選択の誕生
   性選択は共進化である
   ハンディキャップの登場
 メスはどうおやってオスを選ぶのか
   クジャク騒動の勃発
   目玉斑紋の鍵は144個目にある?
   ファッションは進化的に変わる
   メスに選ばれる百獣の王のたてがみ
   論文発表についての余談
 カブトムシの角は武器か、道具か
   日本では研究されなかったカブトムシ
   角の意義をめぐる歴史
   戦う甲虫研究の父
   オスという性の2つの生き方
 オスとメスの対立
   精子競争の世界
   交尾後の性選択
   メスとオスの戦い
   共進化できないメスとオス
   毒となる精液
   交尾意欲の減退
   生殖器にみられるメスとオスの攻防
   進化する大顎、運命の虫
   愛が憎しみに変わり、そして種ができる
 動物研究の発展
   動物行動学の誕生
   行動生態学の隆盛
   日本の動物行動学の広がり

第三章 寿命の先送りに挑む
 進化論からみた老い
   老いと寿命 - 進化仮説の登場
   老化を説明する2つの仮説
   ハエをつかった二律背反仮説
   イギリスからの反論
 繁殖と寿命の関係
   寿命を左右する要因
   パートリッジ教授のこと
   なぜチッチュウカイミバエなのか
   ラセンウジバエの不妊オス
   不妊化法とハエの寿命
   遺伝する品質
   ミバエの寿命、先送り実験
   カプチーノを飲みながら
 人間はもっと長寿になれるのか
   ローズ教授の追究
   細胞の寿命
   寿命はいくつの遺伝子で決まるのか?
   老いを遅らせる
   不老不死は手に入るのか
   もしも寿命が50年延びたら

第四章 体のなかの時計を追いかける
 体内