要説世界史 改訂版 世Ａ318

『詳説世界史』(世界史Ｂ)の著者による監修のもと，高等学校の世界史教師５名が執筆を担当しています。 授業経験をふまえた記述，生徒の興味・関心をひく図版の掲載など，高校現場の授業に沿った工夫をほどこしています。

A5版からB5版にリニューアルしました。本文の分量はそのままに，図版とコラムを盛り込み，よりビジュアルな教科書にいたしました。また，社会的，経済的な題材をとりあげたコラムを各章に２つほど新設，時代を代表するパーソンを，現行の18名から26名に増やしました。

学習の目的を明確にする｢問いかけ｣，人物のプロフィールを紹介した｢PERSON｣， 図版を手がかりに歴史を掘り下げる｢読み解き図版｣で生徒の興味・関心を高めます。B5版になり，新しい図版が多く入りました。

｢世界と日本｣｢主題学習｣では，歴史的知識を得るだけでなく，生徒が主体的意見や見解を発信する姿勢・能力を養えるよう，移民・戦争と平和・核兵器・環境の4テーマを設定しています。

歴史用語以外で一般的に使用されている用語をわかりやすく解説した｢基本用語解説｣を巻末に掲載しました。

授業展開の参考にしていただける便利な教材を盛り込んだ｢授業実践編｣は，各教科書ごとにご用意。
用語の詳しい解説や世界史の基本考察をまとめた｢研究編｣は，山川出版社のすべての世界史教科書に共通するものとしました(『詳説世界史』の配列で古代から現代まで網羅)。
この２冊をうまく活用することで，授業のレベル設定も容易となり，より深みのある授業ができます。